カリフォルニア運転免許証取得への道

アメリカでは通常、運転免許証 (drivers license) は重要な ID として認められています。ですので、車を運転しない人も ID は取得しておいた方がよいです。

で、これを取得するためには、DMV (Department of Motor Vehcle) が行う試験に合格する必要があります。

これには、学科試験 (paper test) と実地試験 (driving test) の二つがあります。日本のように、教習所の卒業証明書をもって学科を受けに行くというスタイルではありません。
実地試験では、自分のクルマを持ち込んでのテストとなります。

写真は Santa Clara の DMV
http://www.dmv.ca.gov/

はじめに、日本との交通規則の違い

基本中の基本ですが、ここが大きく違います。カリフォルニア免許をとらずに、国際免許のみで運転する人は、以下の点に特に注意しましょう。
  • 右側通行である。
  • 信号が赤でも右折してよい。
  • 身体障害者用の駐車スペースがどんな駐車場にも確保されており、障害者以外はそこに駐車してはいけない。いい法律ですね。カープール(Car Pool)の車線は、そこに示された制限つきで走れる。(2人以上乗車しているならば走れる、など。渋滞防止ですね)

運転免許証取得までの流れ

たくさん書いてて複雑そうですが、やってみればラクなものです。
  • DMV に行き、12 ドル支払って免許受験を申請する。ここでは、Application for Driver License, Identification Card, or Name Change という用紙に必要事項を記入、提出します。
    日本と同じように、四輪、二輪、大型などの区分けがあるのですが、あくまで普通の乗用車を運転するだけという人は、「Class of License Requested 」という欄で C (Basic class and/or Fifth-Wheel Recreational Trailer Endorsement) に該当します。
  • その場で問題用紙をくれ、学科試験を受けることができる。学科試験は、3回まで受験できる。合格基準は、
    • 36 問中、間違いが 5 個以内の場合(英語にて受験、1回目の受験の場合)
    • 36 問中、間違いが 3 個以内の場合(英語にて受験、2回目の受験の場合)
    • 日本語での受験も可能なDMVがある(サンノゼ地域はだいたいオッケー)。この場合、上記に加えて「言葉と標識の試験」が加わる。これは 12 問中 10 個正解で合格。
    1回落ちたら、1週間以上たってからもう一度再受験する(とかいいつつ次の日とかに受けさせてくれるところもあるそうだ)。3回落ちたらもう一度申し込みをしなければならない。
  • 合格すれば、視力テストを行ったのちに仮免許証 (Temporary License)が発行される。ここで、ついでに実地試験 (Driving Test) の予約をする。(これはふつうはその日には受験できない)。予約は後で電話でもできるが、けっこうつながりにくいようだ。
    また、この段階で、 Social Security Number を申請することができる。Social Security Number については管理局の公式サイトを参照。
  • 実地試験を受ける。これは自分の車持ち込みです。自動車保険証を車に積んであるかどうか確認してから行きましょう。合格すれば、その場で写真と指紋をとる。この後、運転免許証が自宅に郵送される。(DMV では 45 日程度で届くとされるが、実際には 3 ヵ月ほどかかるらしい。)

さあ、学科のお勉強

お勉強はいやですね。学科試験は常識問題とよく言われますが、、まったく何も勉強しないで(知らないで)行くと落ちる可能性が高いと思います。けっこう特別な知識が要求されるので。一番最初にまず、このことを実行しましょう。

  • 知り合いのツテで過去5回分ぐらいの過去問題を仕入れる。

学科試験は合格でも不合格でも、自分の受けた問題用紙はもらえるようになっています。これを残しておく人は多いので、探せばそこらじゅうで過去問題はあふれていることと思います。また、DMV 自らサンプルテストの Web page を解説しているので、ここも併せてチェック。過去問には、例えば次のような問題がよくみられます。

  • 問1: 18 才またはそれより年上の人の法的な血液中のアルコール含有量の最高数値は?
    (解答: 0.08 パーセント)
  • 問2: 車の売買、譲渡の報告を DMV に何日以内にしなければならないか?
    (解答: 5 日以内)

これらの問題はいますぐ覚えましょう! そのまま出ます!絶対に!
知らなければ絶対に答えられないような問題ですが、過去問を見る限り、この種の問題は、いつもお決まりのものが出るので、逆に勉強しやすいといえるでしょう。なので、まずはこの過去問をつかうのが、時間的に最も効率がよいとおもいます。

ちなみに、過去問をみればわかりますが、問題は4択です。(日本語の場合は3択)

同時に、

  • DMV に行く。そして、「カリフォルニア運転者のためのハンドブック (California Driver Handbook」の英語版、日本語版をゲットする(ともに無料)。

名目上は、学科試験の問題はこの冊子の中から出題されます。

この冊子をまるごと暗記できれば、運転免許の知識としてはパーフェクトといってもいいでしょう。まあ、まるごと暗記はできないにしても、一通り目を通しておきましょう。(実際にこれから運転するんだしね)

また、英語力に自信のない人は日本語での受験も可能です。この場合は標識に関する問題が増えます。しかし、この日本語はしばしばヘンだし、英語の問題と日本語の問題で明らかに答えがくい違うようなケースもありました。したがって、

  • 英語で受験する人は英語の過去問で
  • 日本語で受験する人は日本語の過去問で

おベンキョすることをオススメします。

つぎは実地試験だ!

学科試験をパスしたわけですから、それなりに運転の知識は身についていると思います。このころは運転にも慣れているころでしょうから、あとは本番でうまくやるだけです。
とりあえずここでは、実地試験で必ず聞かれる項目について書きます。

  • はじめに車のエンジンを切った状態で、ウインカーやクラクション、ブレーキのなどの操作をちゃんと知ってるか見られる。(「右にウインカーを出せ」とか「クラクション鳴らせ」とか指示される)
  • 手による合図をやれと言われる。(手で右折、左折などの合図をする)
  • まっすぐバックしろと言われる。
  • K ターンをしろと言われる。これは図示しないと分かりにくいかな。。。ハンドブックに載ってます。

また、運転中は次のことに気を付けましょう。

  • 右折、左折のときの安全確認は、オーバーに首を振る。単に目線だけを動かすだけでは、採点官に、ちゃんと自分が安全確認をやっているか分かりやすく示そう。
  • 同様に、一時停止のときも、「ね? とまったでしょ」と言わんばかりにきちんと止まる。

ぎこちないぐらいの方が、採点官の印象がよいようです。

噂はうわさ? DMV によるキビしさの違い

カリフォルニアであれば、運転免許試験はどこの DMV で受験してもかまいません。学科と実地が別の DMV になっても構いません。

で、タイトルどおり、噂は噂なのでどこまで信憑性があるか分かりませんが、私は次のようなアドバイスをよく受けました。

  • Los Gatos の DMV は受かりやすい。
  • Santa Clara の DMV はキビしい。

実際には、ワタシは Mountain View の DMV に行きました(近くに寄ったついでに予約をしたので)。とくに厳しいという印象はありませんでした。「右に曲がって」などの指示も英語でしたが、非常に聞き取りやすいものでした。

Santa Clara の DMV については、すごく混雑していて待ち時間が長い、という印象を持ちました。
これだけでも Santa Clara は避けたい、という気になってしまいます。

もしスピード違反などでつかまったら?

日本では交渉しだいでなんとか大目にみてもらった、という話をよくききますが、こちらでそれをするのはやめて、その場では警官に従いましょう。反抗すると容赦なく逮捕されたりするそうなので。。。
どうしても不服な場合は、裁判をおこすというのが普通のようです。

DMV では運転に注意

DMV に行くときは、運転にはとくに気をつけましょう。実地試験のために、免許を持っていない人が車を運転して来ているために、敷地内ではすごく強引に駐車されていたり、ちょっとあぶない運転する人がいたりします。当てられないように。。。

Keep Safety!

ご健闘をお祈りします!

記 1997 年 7 月


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